|
|
-理事長再任のご挨拶-
日本遺伝子治療学会
会員並びに関係 各位
JSGTの会員の皆様、日本の遺伝子治療への絶え間ないご尽力に感謝いたしております。
先日福岡で開催されました第17回日本遺伝子治療学会総会におきまして、私が再度理事長に就任することを承認して頂き、今後2年間活動させていただくことになりました。また副理事長には継続して小澤敬也理事、谷憲三朗理事にご就任いただくことになりました。
理事長として改めてご挨拶申し上げます。
この2年間は、基礎研究推進の理念の基に臨床応用を実現させる、という理念を掲げ、学会活動を進めてまいりました。第17回の遺伝子治療学会学術集会における発表内容をみるにつけ、随分研究レベルが向上したという印象を受けております。一方で、それらを基にしたオリジナルな臨床応用が実現しつつあります。諸外国の方の講演と比較して、遜色ないばかりか日本の方が上回っているというケースも随分あったと感じました。それはASGCTやESGCTの会長のメッセージからもうかがえたと思います。最近ある評価会で再生医療の研究者や企業の方から、遺伝子治療は随分進んでいるようだ、という感想をいただきました。私どもが進めてきた方向性は正しいと確信していますし、今後も学術的にはこの方向で進めたいと思っております。
またASGCT, ESGCTとは対等な立場で実質的なネットワークを組んでいく必要があります。国際交流委員会とも相談の上進める所存ですが、まずはESGCT, ASGCTに絶えず日本の代表を送り込むことが肝要であろうと思っています。またアジアとの連携も重要であり今まで進めてきた成果としてアジアでの協力者も増えつつありますが、学会として統合していくことはまだ難しいと感じています。しかし毎回の学術集会にアジアセッションを設けてまいりましたのでこれを継続し、かつアジアでの共同体制を組んで遺伝子治療の事業化を進めておられる会員の方々もおられますので、そのような活動を学会として支援したいと考えております。
一方、財源の確保や学会の社会的地位の向上、につきましては、企業や関係各省庁への働きかけをして参りました。まだまだ十分な成果を得るまでには至っておらず、さらに積極性のある活動を続ける必要がございます。臨床計画の審査の遅延や遺伝子治療への予算の削減などの問題点を集約し、関係省庁に提言することも必要です。また関係企業へ絶えず働きかけ、学術集会等への支援をお願いすることにしております。学会におきましても、歴代の大会長にご意見をいただき相談させていただく機会を設けることにいたしました。また会則の見直しなど学会活動の将来計画につきましては将来計画委員会を新たに立ち上げ検討することになりました。今後は、各種委員会ともさらに連携し、また事務局とも協力しながら積極的な活動を展開し、まだ不十分であった課題をできる限り達成したいと考えております。
今後2年間、学会員の皆様とともに、学会のさらなる発展と日本の遺伝子治療の推進に貢献いたす所存ですので、ご要望、ご意見をどんどんお寄せいただきたく思っております。今後とも何卒ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
|