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ご 挨 拶 会員各位 謹啓 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。 さて、第16回日本遺伝子治療学会(JSGT2010)学術集会の会長という大役を私がお引受けすることになりました。平成22年7月1日(木)〜 3日(土)、栃木県宇都宮市の栃木県総合文化センターで開催するため、現在準備を鋭意進めております。 遺伝子治療に関する基礎研究や臨床開発は依然として厳しい状況が続いており、初期の遺伝子治療研究を牽引してきた米国でも、遺伝子治療開発ベンチャー企業の苦境が巷間伝えられています。しかしながら、遺伝子治療法、あるいは遺伝子導入技術を絡めた新しい医療技術の将来的有用性については、疑いのないものと思われます。これまで充分な臨床的成果がみられていないのは、基盤技術がまだまだ不十分であったことが最大の原因であろうと考えています。したがって、我が国の遺伝子治療研究が衰退することのないように、粘り強く研究を継続すること、さらに革新的な技術・発想を生み出すことが重要です。そのような取り組みが、厳しい現状を打破する突破口に繋がっていくものと思います。そこで、JSGT2010学術集会の統一テーマを"Perseverance and Innovation for Gene Therapy Breakthroughs"と致しました。学会場近くの日光東照宮では家康が祀られていますが、家康の遺訓に、「人の一生は、重き荷を負うて、遠き道を行くが如し。急ぐべからず。----」(Life is like a long journey with a heavy load. Let your step be slow and steady ---)とあります。そこでそれに倣い、"Gene therapy is like a long journey with a heavy load. Let your step be slow and steady --- "をもう一つのキャッチ・フレーズにしたいと思います。 我が国の遺伝子治療研究を再び活性化するには、若手の新たな参入が求められます。それには、日本遺伝子治療学会の年次学術集会を魅力あるものにすることが一つの重要なポイントです。そこで、JSGT2010学術集会では、遺伝子治療の研究進捗状況だけでなく、細胞治療/再生医療などの周辺領域も幅広く取り上げ、コアとなる遺伝子導入技術を活用したこれからの先端医療の展開を、様々な角度から議論する場にしたいと考えています。若手が積極的に参加したくなるようなプログラムの企画を目指しています。 また、遺伝子治療領域では国際的な連携も重要です。JSGT2010学術集会では、米国遺伝子細胞治療学会(ASGCT)の次期PresidentであるBarrie Carter博士と、米国NCIのRichard Morgan博士に特別講演を御願い致しました。Carter博士は、臨床的有用性が明らかになってきたAAVベクターについて、Morgan博士には、最近脚光を浴びているEngineered T cell therapyについて御講演いただく予定です。さらに、より多くの海外演者の参加が期待できるようなプログラム構成と致しました。国際交流から新しい展開が始まることも狙いの一つです。 万障お繰り合わせ頂き、是非とも多くの方々にご参加ご来聴下されば幸甚です。JSGT2010年次学術集会でお会いできることを祈念致します。 敬 白 平成21年10月吉日 第16回日本遺伝子治療学会(JSGT2010)学術集会 会長 自治医科大学 内科学講座血液学部門 主任教授 同 分子病態治療研究センター遺伝子治療研究部 教授 小澤 敬也 |
Precepts of Shogun 'Ieyasu'
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